存在しない色を見る人間

コロナの頃から引っ張ってきた問題系列を次に進める試みです。それはおそらく、希望についての話になるのでしょう。写真とカメラを通じて手にする、ささやかだけれど自分のために特別に設えられた希望。今日はそれを「見えない色」から語り出していきます。
別所隆弘 2026.07.07
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「世界で”その色”を見た人間は、地球上に数十人しかいない。」

そう聞いたら、ちょっとゾワゾワしませんか。しかもその色は、どんなカメラでも撮れないし、どんなモニターにも表示できない。今世界に存在しているAIたちがどれだけ調べ、どれだけの言葉を尽くしても、あなたの脳内にその色を再生することはできない。

その色の名前は、oloといいます。

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続きは、4253文字あります。
  • 世界でいちばん新しい色、olo
  • そもそも存在さえしていない「色」
  • 色や形を扱う人間が、「ないもの」を撮っている
  • 半世紀の後に
  • ある晴れた日に美しい桜を共に見る奇跡

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