「これって生成AIですか?」がもたらす毒

写真家や動画クリエイターの皆さんは、SNSで一度は「これって生成AIですか?」というようなコメントをもらったことがあるかもしれません。今日はその言葉がもたらすであろう、僕らの内側への影響について書いています。2020年代後半を迎えるクリエイターにとって、とても大きな問題じゃないかと思っていることの一つです。
別所隆弘 2025.12.29
読者限定

2025年の最後に、いま一番書いておきたいと思った話を書きます。2026年を迎える前に、すべてのクリエイターに届いてほしいお話。それがタイトルです。

この話を書くことになったきっかけの一つは、今年のニッコールフォトコンテストでの大賞作品が「AIではないのか?」と疑われ、炎上したのを見かけたからでした。去年ニッコールの審査員をやっていた身としては、なんだか他人事には思えず、ずっとあの騒動の根源にあるのはどういう問題なんだろうと考え続けていました。今日書く話は、その疑問に対する回答でもあります。

1.「これってAIですか?」と初めて問われた時のこと

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2851文字あります。
  • 2.疑惑というフィルターが僕らの心を曇らせる
  • 3.感動の根元が腐る時

すでに登録された方はこちら

読者限定
撮った過去で、未来を視る
読者限定
主役がハブになるとき、写真の世界は広がる : 今年の東京カメラ部写真展...
読者限定
写真展を前に
読者限定
0か1かで考える人は、最後に0になって退場する
読者限定
仕事を受ける基準:金と権力と愛について
読者限定
写真家が最前線に立てる時間は、いま驚くほど短い
読者限定
ギバー/テイカー問題をマウントポルノで消費しないために
読者限定
存在しない色を見る人間