最前線に出るクリエイター、守破離と文化的雪かき

今日の話は、僕自身がいつも自分に言い聞かせていることです。何か停滞していると感じた時は、離れることを意識します。そんな話。
別所隆弘 2025.12.12
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本日も新幹線車内で書いています。また名刺を持ち出すのを忘れてしまいました。組織に属したことがない人間の弱点の一つですね。

11月はレターが少なかったですね。「新幹線に乗ると筆が進む」という自己認知が深まりすぎて「新幹線以外では筆が進まない」になりつつあります。これはダメです、認知の歪みというやつです。年末に向けて忘年会以外はもう家を出ないので、家の中でも文字を書く習慣を取り戻したいと思います。

今頃本当はモロッコに行ってたはずなんですが、色々事情で行けなくなりました。代わりにこの12月は制作をしています。この作品がどういう風に出るのか実はよくわかってないんですが、結構大きなお仕事で、多分12月末頃まではこれにかかりきりではないかなと。このお仕事もこの数年種を撒いてきたあれこれが実を結んだものでした。お見せできるといいんですけどね、良いものに仕上がりつつあるので。

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続きは、3609文字あります。
  • 1.守破離の守破までは
  • 2.離れることで刻印されるもの
  • 3.「文化的雪かき」と「獣道に迷うこと」の相剋

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