「マウントを選ぶ/変える」ということの意味とそのタイミングの話
カメラのマウントを変えるって、単に性能や表現の問題だけではない、そのクリエイターや写真家の運命を変えちゃうことがあります。そして大事なのはそのタイミングなんですね。僕のこれまでのキャリアでマウントを変えた2回、ニコンからソニーに変えたこと、そしてソニーから再びニコンに戻ったこと、失敗と成功のタイミングについて。
別所隆弘
2025.09.07
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本日はこのあと皆既月食。みなさん、ご準備はいかがでしょうか。僕もそろそろ出発準備です。
さて、今日の話はマウントを選ぶ/変える時の話です。そしてその選択には結構な重みがあって、特に重要なのはタイミングなんだよって話です。で、最初は喩え話から入ります。関西万博の話。
関西万博、開幕前は散々な評判だったのですが、蓋を開けてみれば大変な盛り上がり。それでも4月の開幕当初はガラガラだったそうです。僕自身は5月の中頃に最初の万博だったんですが、その時点ですでに過熱の兆しを感じることができつつも、友人の手配でイタリア館を見ることができたし、その後もアメリカ館やガンダムのような今では入ること自体諦めざるをえないようなパビリオンも早めに見ることができました。