インフレ時代のクリエイターの報酬の話

一言でまとめると、40代以上の人たち、頑張ってクリエイティブ業界の平均単価をインフレ率に合わせて上げる努力をみんなでしていきましょうって話です。今日は割と現実的なお話ですね。
別所隆弘 2025.10.08
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恒例の新幹線車内で書いております。今日は珍しくひかりに乗っています。最近は早特ワイド3を使ってお得にグリーン車に乗るというムーブに味をしめてしまったのですが、最近では結構それやる人が増えたみたいで、1週間前くらいには早特枠がなくなることが増えました。でものぞみはダメでもひかりは結構余ってることも多くて、ひかりとのぞみの差は25分程度となると、腰の痛みを考慮に入れるとやっぱりグリーンなんですよね。快適。

というわけで今浜松あたりを通過して静岡に向かってるところから書き始めてます。最近のレターはちょっと分厚い内容が多かったので、今日はもうちょっと軽めの話でいきましょう。軽めっていうか、現実寄りというか。お金の話。ていうか、報酬の話ですね。

日本はなぜかお金の話をするのがいまだに苦手な人が多い印象です。投資もそうですし、自分の撮影報酬を企業やメーカーさんとやりとりするのが苦手な人も多い印象。あれはなんなんでしょうね。思い出すと僕の父母も子どもにはお金のことをあんまり話さなかったというか、話したくなったみたいな態度だった記憶があります。だいぶ薄まったとはいえ、お金にまつわることがあたかも穢れであるかのような刷り込みが社会的にあるのかもしれません。

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続きは、2703文字あります。
  • (1)インフレで下がる報酬の価値
  • (2)インフレ時代に生き抜くために

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