10年も経つと色々忘れるものです

ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』を再読して、自分がいかにこの本に影響を受けていたのか、今頃実感した話です。
別所隆弘 2024.10.08
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花火シーズンがようやく終わりを迎えつつあります。仕事で後いくつか撮影するのですが、個人的に撮る撮影はほぼ終わりました。この成果は、まだ詳細は公表できないのですが、しっかりした形で近々お見せしたいと思っていますし、そのためにこの2年ほどは花火をメインにして撮影してきたのでした。それが終わりを迎えるので、少しは寂しいかと思ったのですが、どっちかというと「ようやく撮り終えたーーー!!」という気持ちが強く、よほどしっかり走ってたんだなあと、珍しく満腹感を楽しんでおります。

というわけで季節は秋に。僕は夏が終わると途端に写真を撮る気力が萎んでいく種族に属しているらしく、カメラも防湿庫でしばしの眠りを楽しんでいるのですが、それと反比例して高まるのがコンテンツ摂取の意欲で、本、映画、ゲーム、漫画と春から夏にかけてストップしていたものを日々取り込んでいる毎日です(とりあえずSHOGUNと極悪女王はすぐに見終えました)。そんな中で目に留まったのが、ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」でした。Xでも引用をいくつか書いたので最近僕がこの本を読んでいることを知ってくれている人もいるかもしれませんが、この本、実は10年ほど前にも読んでるんです。

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