個展の話(4) 今回のトークにかける密かな熱意

トークが苦手です。ただ、周囲の仲間たちはあまりそうは見てくれず、むしろ逆に上手いと思われがちのようです。その理由は事前に僕がきっちり作り込んでいるからで、内側にいる隠された僕は人前で話すのがとても苦手です。でも今回の展示では、「作られていない僕」が話す予定です。そんな話。写真はトルコの思い出。
別所隆弘 2025.02.05
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おはようございます。東京に行く新幹線の中で書いております。今朝は今季一番の最強寒波が到来ということで、在来線や新幹線が遅れることを見越して1時間以上現着時間に余裕を持って家を出たのですが、在来線も新幹線も普通にオンタイムで動いていて、日本の鉄道すごいなってなりました。こんだけきっちりしてるのって、ほんとに日本くらいです。

とはいえ、この前行ってきたトルコのトラムも、概ね時間通りに来るんで驚きました。人でごった返す道をちゃんと路上電車がやってくるんです、奇跡ですよね。タクシーの予約なんかもバッチリオンタイムで、あんまり海外特有の「ゆるさ」みたいなのを、交通機関では感じることはありませんでした。

世界最大のモスク、アヤソフィアの内部。今回最も感動した瞬間だったかもしれません。中世の人たちが神を感じるのに十分な空間でした。

世界最大のモスク、アヤソフィアの内部。今回最も感動した瞬間だったかもしれません。中世の人たちが神を感じるのに十分な空間でした。

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10年も経つと色々忘れるものです