春霞に誘われて - L001
ついに春がやってきましたね。待ちに待った、というか、皆様にとっては「待ち疲れた春」かもしれません。まさに僕がそうで、昨今の傾向から3月最終週にソメイヨシノの満開が来る想定で予定を組んでおりましたが、全ての予定はリスケジュールかキャンセル。2024年の春は、始まる前に、すっかりてんてこ舞い。つめつめの春のスケジュールのあっちを切って、こっちを貼って、なんとか組み直しています。そんな日々を送っております。
さて、ご挨拶もなくいきなり話しはじめてしまってごめんなさい。こんにちは、そしてもしかしたら初めましての皆さんには、はじめまして。写真家(と言うことになっている)別所です。でも心では文学研究者としての自己認識を大事にしたいと願っている、どっちつかずの表現者です。そしてその「どっちつかず感」を最近は楽しんでおります。肩書きの重苦しさを希釈するためには、この中途半端な感じがちょうどいいかな、なんて。
実はこのレター、本当はキリよく4月1日から始める予定でした。そしてその助走として3月末に告知を入れて、ゆっくりとスタートする予定だったんです。なんといっても、メルマガです!いや、このレターではニュースレターという呼称ですが、これはメルマガですよね。懐かしささえ感じるメールでの配信は、SNSのように性急ではなく、ゆったりと始めるのがマナーというものでしょう、そんなことを思っていたんです。